Viberzi;下痢を伴う過敏性腸症候群の治療薬

 

Viberziは下痢を伴う過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome)の画期的医薬品(first in class treatment;またの名をピカ新)です。

 

FDAは下痢を伴う過敏症腸症候群(OBS-D)を呈する成人を対象とした12回服用の経口薬としてViberzi (eluxadoline)を承認しました。同薬は混合オピオイド受容体活性(mixed opioid receptor activity;μ受容体作動活薬(mu receptor agonist)、デルタ受容体作動薬)を有するため、FDAは規制薬物(controlled substance)としての分類を推奨しています。

 

Viberziの主な副作用

 

腹部に痛みを感じた際には同薬の服用を中止し、医師に相談しましょう。この痛みは背中や肩へと広がることがあり、その際には吐き気や嘔吐が生じる場合と、生じない場合があります。

 

膵炎( pancreatitis )の症状は、同薬の服用をやめれば大抵の場合は消失します。アルコールを摂取し過ぎると膵炎を発症するリスクが高まります。治療中はアルコールの摂取を控えたほうがいいでしょう。

 

Viberziとは何か?

 

Viberziはeluxadolineを含むことから、処方薬を乱用する人々の標的になる可能性があるため、規制薬物となります。安全な場所に保管し、盗まれないように注意する必要があります。他者に同薬を渡してはいけません。結果的にその人を傷つけることになりますから。同薬を誰かに売ったり与えたりすることは違法です。

 

多く報告されている重度の副作用は腹部の障害であり、その多くが65歳以上で生じています。

 

Viberziの成分は何か?

 

活性成分:eluxadoline

 

不活性成分: silicified microcrystalline cellulose, コロイド状シリカ, マンニトール, ステアリン酸マグネシウム, Opadry II (partially hydrolyzed polyvinyl alcohol, 二酸化チタン, ポリエチレングリコール, talc, 鉄黄,赤い酸化鉄).

 

Viberziの安全性と有効使用に関する情報

 

同薬は処方ガイドに記載されている目的以外で使用されることがあります。処方の対象外の症状に対して同薬を使用しないでください。

 

Viberziをどのように保管すべてきか

 

68°F ~ 77°F (20°C ~25°C)の室温で保管して下さい。

 

子供の手の届かないところに置いてください。