Viberzi (eluxadoline):IBS-Dの新しい治療選択肢

Actavis plc (NYSE: ACT)の本日の発表によると、下痢を伴う過敏症腸症候群(IBS-D)の治療薬としてViberzi(eluxadoline)が承認された。

Viberzi (eluxadoline)はオピオイド受容体活性を有し、mu受容体アゴニスト、およびδ受容体アゴニスト、およびkappa受容体アゴニストである。

「ViberziのFDA承認は、エビデンスに基づく新しい治療選択肢をIBS-D患者に与えるための第一歩である」とActavis Global Brands R&DのDavid Nicholsonは話す。「Actavisにおいて我々は、IBS-Dの最も厄介な症状に対処するための新薬と治療法の開発に尽力している」

 

罹患者の男女比はおおよそ1:2である。IBS-Dの治療選択肢はほとんどなく、IBS-Dに関連した下痢と腹痛の両方を緩和する方法が主に用いられる。

 

IBS-D患者に生じる予期せぬ症状は、日常生活に多大な影響をおよぼす」と、Michigan Health System 大学教授William D. Cheyは話す。「IBS-D患者の治療でViberziなどの治療選択肢が増えることは画期的である」

FDAはViberziを規制物質として分類している。この推奨はU.S. Drug Enforcement Administration (DEA)に提出されている。