ACIPHEX Sprinkle(小児の胃食道逆流症治療薬)が米国で処方開始:ラベプラゾールナトリウム遅延放出型カプセル製剤

エーザイはACIPHEX Sprinkle(ラベプラゾールナトリウム[Rabeprazole Sodium])遅延放出性(Delayed-Release)カプセル錠 5mgおよび10mgが2013年11月8日に米国で処方可能になったことを発表しました。

 

ACIPHEX Sprinkle 遅延放出型カプセル錠5mgおよび10mgは、胃食道逆流症( Gastroesophageal Reflux Disease ;GERD)を呈する1~11歳の小児を対象とした、最長12週間投与の医薬品として2013年3月26日にFDA承認されました。

 

この粒状剤形(sprinkle formulation )が利用可能になったことにより、GERD小児患者にとっての新しい治療選択肢が誕生しました。エーザイは、患者の医療ニーズを満たすヒューマン・ヘルスケア( human health care )の一環として ACIPHEX Sprinkle の開発に注力してきました。

 

ACIPHEX Sprinkle はGERDを呈する1~11歳の子供を対象に最長12週間投与されます。

 

ACIPHEX Sprinkleに関する重要な安全性情報

 

症状緩和(Symptom relief )では他の深刻な腹部状態が改善しません。重度のアレルギー反応が生じる可能性があります。顔面の紅潮やむくみ、咽喉絞扼感(throat tightness)、呼吸困難が生じたら医師に相談してください。

 

プロトンポンプ阻害薬(Proton Pump Inhibitor )は重度の下痢を引き起こすことがあります。この下痢は、腸管内のクロストリジウム・ディフィシレ(Clostridium difficile)が原因で生じる可能性があります。水様糞、腹痛、発熱が生じたらすぐに診察を受けてください。

 

長期にわたって複数のPPI薬品を毎日服用している方では、臀部や手首、背骨の骨折リスクが高まります。

 

3ヵ月以上PPIを服用している方では低マグネシウム血症(Low magnesium )が生じることがあります。発作、めまい(dizziness)、心拍数増加、イライラ感/神経過敏( jitteriness)、震え(振戦)、筋力低下(muscle weakness)、手足の痙攣(spasms of the hands and feet)、咽頭痙攣( spasm of the voice box)、筋肉痛(muscle ache)が生じたらすぐに医師に知らせてください。

 

1~11歳の子供で最もよく確認されるACIPHEXの副作用は腹痛、下痢と頭痛です。 

 

ACIPHEXを服用する前には、アタザナビル(atazanavir)、ジゴキシン(digoxin)、鉄塩( iron salt)、ケトコナゾール(ketoconazole)、ワーファリン、メトトレキサート(methotrexate)を服用しているか否かを医師に報告してください。